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終活と家族‐家族への終活相談‐
終活を必要だと感じつつも、実際にエンディングノートにいろいろなことをまとめ始めたり、お墓の手配をしたりと、終活そのものを具体的に始めるのは、年齢的には70代に入ってからの方が多いようです。確かに平均寿命から考えると、何か特段のきっかけなどでもない限り、終活をしなければと意識はしつつも、早々と何か具体的に開始することはどうしても二の次になってしまうかもしれません。
では、その終活の目的はそもそもどのようなものなのでしょう? 終活を始める場合の多くは、後継者がいなく墓守となってくれる人がいないので自分で何とかしておきたい、もしくは自分の葬儀やお墓のことで子供にできるだけ面倒な思いをさせたくない、といったように、あたかも何か片付け物を自分で済ませておくというような気持ちで取り組む方も、少なからずいるのではないでしょうか。「ぼっち終活」などとも言われたりしますが、独りで、もしくは夫婦だけで終活のすべてを決めて、子供は(亡くなられた)後でその内容だけを知る場合も決して少なくありません。ただ、たとえ親世代側として何かしら迷惑をかけたくないといった気遣いからであったとしても、残される子供世代側としては、先に相談しておいてほしかった、話してくれればよかったのに、という意見が実際には大半のようです。
終活それ自体は自分のために自分でするものですが、終活で用意するのは、いわばお願いごとです。子供であれ、親戚であれ、あるいは親しい誰かであれ、そのお願いごとの中身は一度ゆっくり話してみると良いかもしれません。話すことで、お互いに見えていなかったところが見えてきたり、自分自身の思いの中に新たな発見があったりと、新しくエンディングノートに書き加えたいことも出てくる可能性もあります。
人生の総棚卸しである終活です。ぜひ、これまでの人生の振り返り作業を、これからお願いごとをしておきたい人と一緒に行い、想い出話をしながら、楽しくエンディングノートを作り上げていってください。また、それらの一連の作業によって、これから先の人生をどう生きるのか、よりはっきりと見つめることができるかもしれません。